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紅葉も見頃を迎え、本格的な行楽シーズンの到来です。美しい景色を眺めることはもちろん、空気がひんやりとするこれからの季節は、温泉を目あてに旅に出かけるという人も多いのではないかと思います。心も体も癒してくれる温泉。日本では温泉を利用して療養を行う『湯治』が古くから行われてきました。 |
ヨーロッパでも温泉を使った療養が盛んですが、こちらは温泉の専門医が常駐し、その指導を受けながら温泉療養を行うことができるといいます。また、国によっては健康保険が適用されるなど、その優れた健康効果が認められています。 |
温泉による健康効果は多岐にわたりますが、温泉に浸かってまず実感できるのは、体がポカポカとあたたまる“温熱効果”ではないでしょうか。中でも「炭酸泉」や「塩化物泉」は冷えを改善する効果や高い保温効果があることで知られています。 |
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炭酸泉に含まれる二酸化炭素は血管を拡張するはたらきがあり、血流が促進されることで体がしっかりとあたたまります。一方、塩化物泉は含まれる塩の成分が肌表面のタンパク質と結びついて皮膜を形成し、熱を逃さず体が冷めるのを防ぐ作用があるといわれます。日本には塩化物泉が多く、全国各地でこの温泉の効果を楽しむことができます。
私が住んでいる近くでも、日本最古の温泉「有馬温泉」があります。有馬温泉には金泉と銀泉があり、金泉は含鉄ナトリウム強塩高温泉で塩とメタ珪酸という成分で、冷え性、腰痛や皮膚疾患に効果があり、銀泉には毛細血管の拡張により、高血圧症や機能性心疾患に効果がある二酸化炭素泉(炭酸泉)と呼吸器からのガスの吸入により自然治癒力を高め退行性の疾患や更年期障害に効果がある放射能泉とがあります。 |
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環境省の指針により、療養泉として指定している9つの主成分(単純性温泉、二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、含鉄泉、硫黄泉、酸性泉、放射能泉)のうち、 |
硫黄泉と酸性泉を除く7つもの成分が含まれており、世界的にも珍しい多くの成分が混合した温泉です (有馬温泉観光協会ホームページより) 。 |
温泉による健康効果は多岐にわたりますが、温泉に浸かってまず実感できるのは、体がポカポカとあたたまる“温熱効果”ではないでしょうか。 |
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中でも「炭酸泉」や「塩化物泉」は冷えを改善する効果や高い保温効果があることで知られています。 |
効能豊かな温泉にゆっくり浸かって心身を癒し、深まる秋を満喫してみたいなあと空想している・・・村岡でした。 |
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