春頃から、本格的になる花粉症。実は外出している時だけではなくて、家の中で悪化していく花粉症があるんです。今回は、その仕組みとちょっとした対策法をご紹介します。
まず花粉の飛散自体は夜ではなく、昼だということを知っていましたか?主に午後3時前後にピークを迎えるといわれています。でも、鼻水やのどの痒みなどの症状が夜に出て、眠れないという人も少なくありません。
これは、部屋の中に浮遊していた花粉が、ベッドなどの寝具の上に落ち、それを寝ながら吸い込んでしまっているせいなんです。
また、リビングや子供部屋などにいても症状が出る場合がありますよね、これは歩きながら床に落ちた花粉を舞い上げて吸ってしまったりすることが原因です。また、家具などに付着した花粉を触って、舞い上げてしまっても症状が出てしまいます。
外出中には、どうしても顔や髪の毛に付きやすい花粉。帰宅すれば、出入りや換気の際に花粉が舞い込んだり、家人にくっついて持ち込まれたりということも多くなります。 しかも一度家の中に入ってしまった花粉は、目に見えないこともあり、なかなか対処することが難しいもの。そのためには、部屋の中の湿度を上げて花粉に吸わせ、その重みで床に落とし、キレイに掃除機をかけるということがポイントになります。それに湿度を上げるということは、呼吸器や粘膜の保護という点でも効果があるので、一石二鳥です。