梅雨前はさわやかな季節ではありますが、気温が高くなるので、冬場と比べるとキッチンのシンクのぬめりも早く出ます。黄色ブドウ球菌や腸炎ビブリオ菌などは、気温が10度前後でも発育しますので、梅雨の時期ほど高くなくても、注意が必要です。こうした予防は梅雨に入ってから慌ててやるのではなく、梅雨前から徐々に心がけておきましょう。
まず、前日に調理したものはお鍋に入れたままにせず、必ず密閉容器に移して冷蔵・冷凍室で保存することが大事です。そしてシンクやまな板・包丁等も熱湯で洗う、乾燥機を使うなどして十分に殺菌加熱し、乾かしておきましょう。
また梅雨の時期だからこそ、お鍋などの調理器具に見落としがちな油汚れも、キレイにしておきたいもの。油汚れがついたままでは、ますます菌を増殖させてしまいます。こんな時は、お酢を利用するのが一番です。40度くらいのお湯に対しおよそ10%濃度のお酢を入れて、30分程度つけ置きします。