季節は夏!朝井アドバイザーと一緒に小野市の藤井様のお宅に到着。 門扉をくぐり玄関に向かう左側に、とっても広くて丁寧に手入れされた庭が目に入りました。 (広いな〜)。 セミの声、百日紅(サルスベリ)の花、くっきりとした白い入道雲、かすんで見える里山、 遠くで鳴っている雷鳴、風鈴を揺らせて通り抜けるやわらかな風、 まるで、世界中が時をとめたような感じです。 汗をぬぐいながら家人を待つ私と朝井。どんな人かな?と少し緊張、ドキドキしましたが… 家の中からとっても明るくて、気さくな奥様が出てこられました。 それではインタビュースタートです。
朝井: 藤井様は、もともとはグリーンフィールドに水周りのリフォームの相談にいらしたんですよね!
奥様: そうなんです。水周りのリフォームをしたいと考えたときに、庭の工事をしていただいた時のセンスがすごく気に入っていましたので、同じような感性で水周りの工事もお願いしたいと思って相談にいったんです。そしてその時に、グリーンフィールドの店長さんから、七福建設の朝井さんを紹介していただいたんです。
朝井: 藤井様と始めてお出会いし、グリーンフィールドのセンスで水周りのリフォームをして欲しいということで、正直すごくプレッシャーでしたねー…(笑)。
藤井: 私はアンティークで古風なものが好きですし、自然素材などにもすごくこだわります。そして、どんなときも自分の感性をすごく大切にしてるんですよね。だからいろいろと自分自身であれこれと考えて、工夫して、ありきたりじゃない、自分だけの家づくりをするのがとても好きなんです。
朝井: ここのトイレ、すごく落ち着くんですよね…(笑)。 しかも、部屋のところどころに竹やランプ、手作りのカーテンなどが付けられているのですが、これは藤井さんがご自身で考えて、細かい作業をされています。藤井さんの繊細な、家づくりに対する感性が感じられますね
お部屋を拝見させていただくと、古い家具や、昔懐かしい扇風機や、陶器のようなものが本当にたくさんありますね〜。
奥様: そうなんです、わが家の家づくりに欠かせないのが、このアンティーク家具なんです。 リビングをはじめ、玄関、寝室、客間など、随所にアンティーク家具を飾っています。 色も形もどれひとつ同じモノはない。骨董屋さんで見つけた物もあれば、粗大ごみで捨てられていた古い扇風機など、その役目を果たし自然に変色したものなどは、アンティーク家具として再びよみがえるんです。 「さてさて、この陶器はどこに使おうか?家とのバランスは?部屋との色の相性は?」 と、思いを巡らせてみます。同じモノがないからこそ、生かし方が難しいんですよね。 だからしっくり来なければ何度でもやり直す。そしてこの作業がすごく楽しいんです。
朝井: なるほど…ところで玄関を入ったところに、水車のようなものや陶器などが置いてありますが、これはもともとは何だったのですか?
奥様: 水車のようなものは、昔の糸巻き機です。この玄関を見てどう思われましたか? 私が最も大切にしているものは、おもてなしの心なんです。私はアロマテラピーの先生でもあるんですが、家族だけじゃなく、わが家に来られたお客様が、それを見て何となく癒されて、くつろぎを感じていただいたり、うれしい驚きや不思議を感じてくれる瞬間が、何よりのねぎらいの時間なんです。そんなことをいつも考えながら部屋のレイアウトなどを考えているんですよ。
朝井: なるほど、そこまで考えてレイアウトされているんですねー…(スゴイです!)
朝井: 藤井様、今日はお忙しい中ありがとうございました。お話をお聞きして「おもてなしの心」の大切さを教わったような気がします。これからの私の仕事にも生かしていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。
藤井様のお宅は、まさに大正浪漫を感じさせる、アンティークな雰囲気でいっぱいでした。奥様もとても快活な方で、ついつい楽しくて、思わず時が立つのも忘れて話し込んでしまいました。 家の中には古い扇風機、脱穀機?これも家具?というものがたくさんありました。見ようによっては「粗大ゴミ」と見えるもの。 しかし使い方次第で「宝物」に変えてしまうのが藤井マジックですね。古い家具たちが、自分の存在を静かに語りかけてくる… まさにそんな感じでした。 藤井様、これからも感性を大切に、立ち止まらず、前に進みながら、次の家づくりにチャレンジしてくださいね!真夏の暑い中、素敵なひとときを本当にありがとうございました。