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〜チャレンジ25%とは?〜
深刻な問題となっている地球温暖化。この解決のために世界が協力して作った京都議定書が平成17年2月16日に発効しました。
世界に約束した日本の目標は、温室効果ガス排出量6%の削減。そしてさらに2020年までに1990年比で25%削減する。これを実現するためのキャンペーン、それがチャレンジ25%です。
家はメンテナンス次第で長持ちすると聞きました。具体的に何をすればいいでしょうか?
長持ちさせる秘訣の一つが「床下換気」です。高級な材料を使っても床下の土台が腐ってしまえば台無しですし、土台に使う木材をいくら薬剤処理しても、床下の環境が良くなければ木材腐朽菌やシロアリ被害にあってしまいます。木材腐朽菌が繁殖する条件のうち工夫次第で管理できるのは、床下の温度を上げないこと。床下温度が上がる原因は、地面からの水蒸気、外部から進入する雨水、室内から降りてくる水蒸気、床下の配水管からの漏水などで、これらを避けるために有効なのが「床下換気」なのです。家にとって足もとは重要です。家を建てるときは、ぜひ「床下換気」について業者にご相談ください。
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工法によって、増築しやすい・しにくいはあるのでしょうか。
どんな工法にするかは、どんな家に住みたいかにもよりますし、予算との関係もあります。増改築のしやすさを考えるなら、代表的な工法は「木造軸組工法」でしょうか。「在来工法」とも呼ばれる日本の昔ながらの建て方で、土台を作り、木の柱と梁で屋根を支えます。設計施工が自由にできるので、あとから間取りを変えたり部屋を増やしたりがしやすくなります。2×4(ツーバイフォー)工法は柱ではなく壁で屋根を支えているので、間取りの自由性が低くなってしまいます。また、プレハブ加工は作りが決まっているので増改築は難しいでしょう。いずれも専門的な話ですから信頼できる業者にご相談ください。
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家を建てるとき、「陽当たり」はやはり大事なことですか?
家作りのプランを立てるとき、意外と見落としがちなのが「陽当たり」です。もちろん「どのくらい陽が当たるか」は気にしますが、問題は場所によって「どのくらい陽が当たらないか」だと思います。太陽が高い夏場はまだいいのですが、肝心なのは寒い冬場です。土地選びのとき、設計のとき、周囲の建物などを考慮して冬場の陽当たり具合をきちんと把握しておくことは必須でしょう。平面図や配置図で間取りを確認するだけでなく、陽当たりについても業者によく聞いておき、その上で陽当たりが悪い場所に採光する工夫を提案してくれるような業者を選びたいものです。
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見積りに「一式○○○○円」と書かれていました。
一式とはなんですか?
どんな見積書でも、普通は「単価X数量=金額」となるでしょう。家を建てる場合なら、本来は仕様をひとつひとつ積み上げて実行予算(実現可能な最低の予定工事原価)を出し、そこに工務店などの経費と利益を乗せて総額となりますが、この作業をするためには莫大な時間と労力、そしてコストが必要となってしまいます。そこで過去のデータや経験に基づいて作り上げた「一式○○○○円」という項目で見積りをつくることがあります。自分の家の材木一本、釘一本がいくらかなのか?を知りたいという方には向かない方法ですが、限られた予算でいい家をつくりたいという方にはオススメしたい方法です。
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トイレのスペースは最低限、どのくらいを考えておけばいいでしょう。
最低限の目安として、立ったり座ったりの動作に不便がない広さ、プラス便器の大きさが必要でしょう。具体的には、間口70〜75p以上、奥行き120〜125p以上ほしいところです。さらに、手洗い・飾り棚・収納が確保できればより快適です。忘れがちなのはドアの開閉向き。ドアを内開きにすると、中で人が倒れた時に人が邪魔をしてドアが開かないことがあります。介護が必要なお年寄りがいる家庭ならなおさら、扉は外開きをおすすめします。スペースの節約は大事な問題ですが、狭すぎるトイレは息苦しいものです。設計士と相談しながら賢くスペースを使ってください。
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家を建てるにはいくつかの構法があると聞きました。
どうやって選んだらいいでしょう?
家を建てる前には決めることがいろいろあり、「どんな方法で家を建てるか(構法)」もその一つです。なかには、まず構法を選んでから具体的な設計プランを立てようとする人がいますが、この考え方はおすすめできません。どの構法にも短所・長所、向き・不向きがあります。“最初に構法ありき”で家を建てようとすると、本来自分が住みたい家のイメージからどんどん遠くなってしまうことがあるのです。念願のマイホームですから、構法は作りたい家に合わせて選ぶことが基本。設計者にあなたの望みを伝え、二人三脚で話し合いながら総合的に決めていけばよいと思います。
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敷地が狭いので、できるだけ家の中を広く見せるにはどんな設計をしたらよいでしょうか?
ポイントは「開放感」の演出です。そのためにはひと部屋ごとを細切れにせず、リビング、ダイニング、キッチンといったパブリックスペースを一体化させるような「オープンプラン」がおすすめです。オープンな空間を確保することで家全体が広々とした印象になるでしょう。天井の高さも開放感を左右します。傾斜天井や吹き抜けの空間を作ることで天井を高くすれば縦方向への広がりが生まれ、伸び伸びとした広がりを感じられます。天井を高くするのが難しければ開口部の上端を天井まで伸ばし、採光量を増やすのも一つの方法です。光の効果で天井面が明るく照らされ、空間が広く感じられます。
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家の建て替えをしたいのですが、日当たりの悪い土地なのでちょっと迷っています……。
日当たりの悪さが問題になるのは特に冬場でしょう。日射量が少ないと家の中は寒くなりますが、断熱材などの利用で“寒くない家作り”は可能です。また、室内の明るさの問題もプラン次第で解決できるでと思います。ただし、それなりの知識をもった設計士(建築士)でなければ最適なプランの提案は難しいかもしれません。日当たりに限らず、悪条件下では可能な範囲で最大限の効果を得られるプラン作りがポイントになります。快適な住まい作りのためにも信頼できる設計士にめぐり合えるといいですね。
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娘がピアノを習っています。
防音に配慮した家づくりのアドバイスをお願いします。
防音は外部への騒音遮断工事と同時に、家の内部の遮音を図る必要があります。防音材は使いやすさ、材質、厚み、価格などによっていろいろですが、1種類で完全防音できるものはありません。吸音ボード、石膏ボード、遮音シート、グラスウールなど各製品を重ねて使用する方法をおすすめします。壁だけでなく、天井や床にも遮音シートやグラスウールを入れるとよいでしょう。また、防音用のアルミサッシもあります。施工方法はいくつかありますので予算を考慮しながら業者に相談してみましょう。
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提案された家の設計があまり気に入りません。
こんなときはどうすればいいですか?
初めから人任せで設計をしてもらっても、なかなか思うようにはなりません。頭で思い描いているイメージを的確に伝えるために、まず自分で大まかな設計をしてみるといいでしょう。プロが作るような本格的な設計図は必要ありません。実際の生活を思い浮かべながら家族の希望を反映させ、だいたいの位置関係を描いてみるだけでもかまいません。頭の中だけで考えるよりも実際に描いてみたほうがよりイメージが鮮明になるはずです。その上で業者に依頼すれば、お互いのイメージギャップが少なくなるでしょう。
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念願のマイホームを建てることにしましたが、
間取りで悩み過ぎて困っています。
間取りの考え方の目安になるのは「日常生活の動線」です。動線とは人が動く線です。動線を考える上でのポイントは、家の中心(家族がもっとも長く過ごす場所)を決め、そこからの動きを考えること。また、一定の時間帯に人が集中しそうな場所には動線を重ねない。たとえば、食堂→キッチン→トイレという動線では、忙しい朝にキッチンを通らなければトイレに行けなくなってしまいます。まずは生活しやすい動線を考えてみましょう。基本は「シンプル」ですよ。
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雨水利用を住宅で利用する方法ってありますか?
これからの時代、たしかに一人一人の環境意識が大切になってきますね。屋根に降る雨は汚れが少なく、貯めて利用すれば“水源”として有効活用できます。「雨水貯水タンク」などの既製品があり、各行政で雨水利用に関する補助金制度も整いつつあるので相談するとよいでしょう。貯めた雨水は、トイレの洗浄や植木の水やり、洗車などに利用できます。
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キッチンのカウンターで「ステンレス」か「人工大理石」か悩んでいます。
それぞれ短所と長所があるので、自分の好みに合うものを選びましょう。
【ステンレス】
〈長所〉耐久性、耐薬性にすぐれ、安価である。〈短所〉熱に対する膨張率が大きいため、薄い製品は選ばないこと。鏡面仕上げは傷が目立つので、ヘアーライン、エンボス加工を選ぶとよい。
【人工大理石】
〈長所〉高級感があり、デザイン性にすぐれている。〈短所〉耐熱温度200℃前後のため、鍋敷きが必要。(ただし350℃耐熱の製品もあり)。
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道路が狭く大型車など通れないと、建てられる家の種類が限られますか?
家を建てる場合、法律上かならず一面は幅員4m以上の道路に接していなくてはいけません。ただ、4mに満たない幅員でも法的に可能なケースがあるので、自治体の建築指導課に問い合わせてください。なお、建設可能でも道路幅員が狭いと、部屋単位でユニットで組み上げるプレハブ住宅や、長い柱間(4〜5m)の鉄骨住宅はむずかしいでしょう。 在来の木造住宅なら、とくに問題なく安心して建設できます。
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新築したら子犬を室内で飼う予定ですが、冬の寒さが心配です。
最近は、室内で犬や猫を飼う人が増えてきましたね。とくに、子犬や子猫の場合は自分で体温調節することが苦手なので、やはり人間の子どもと同じように暖かい部屋づくりをしてあげましょう。しかし、人間用の暖房器具をそのままペットに使うのは不経済だし、ペットのイタズラによる発火なども心配です。専用に開発された電気マットなどを利用し、経済的で安心な暖房器具を用意するのがおすすめです。
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家づくりをどこに頼むか迷っています。
選び方のポイントを教えてください。
価格で比べるより大切なのは、「満足のいく家を作ってくれるか」です。その会社が実際に建てた家を紹介してもらい、できれば建築主から話を聞きましょう。工事現場の見学では、公庫の『木造住宅工事共通仕様書』や『枠組壁(2×4)工法住宅工事共通仕様書』などの資料やパンフレットをもとに、耐震・耐久性能確保の工事をしているか具体的に確認します。さらに、その工事現場がきちんと整頓されているかも、大切なチェックポイントです。
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