システムバスは、完全自由度には欠けますが、機能性、設備面ではかなりグレードアップされています。工期が3〜4日ですむ、というのもなかなかの魅力です。
設備面では、暖房機能付の浴室乾燥機や床暖房。水栓も安全面を考慮したビルトインタイプ、ミストサウナ機能などグレードアップしています。壁材や浴槽も耐久性が高く、デザイン、質感も重視されてバリエーションも豊富です。
出入口に段差が無くノングレーチング(排水溝がない)バリアフリータイプが主流になってきています。
最近では、狭い和式トイレの洋式へのリフォームに適応する便器・タンクのセットや、ある程度の排水位置に対応できるリフォーム便器があります。また、あわせて洗浄暖房便座を取付されたい時は電源(コンセント)が必要になります。
サイズも種類もメーカーによりいろいろ。機能、デザイン、予算に応じて検討してください。
浴室の作り方は、メーカー仕様のシステムバスにするか、浴槽やタイル、水栓金具などを自由に選び現場で施工するかに分かれます。二階に浴室を作る場合問題となる、漏水対策や防水、バスタブにお湯を張ったときの重さなどを考えると、システムバスを選んだ方がより安心なようです。 またシャワーの水圧を保つために、大きめの給湯器を設置する必要があるでしょう。準備のことも考えて、早めに検討しておきたいものですね。