カースペースは、車を駐車する際や乗り降りするときに不都合がないか、慎重に計画を立てたいものです。 カースペースに設置する屋根を、カーポートといいます。1台用から3〜4台用と大きさは色々あり、デザインも「片流れタイプ」「両側支持タイプ」など色々なバリエーションがあります。車の大きさや台数を考えて、ピッタリくるものを選びましょう。 スペースに余裕があれば、少し大きめのカーポートを取り付けておくと便利です。自転車やバイクをとめることもできますし、年配者や小さな子どもが車から玄関までの間で雨に濡れる心配をしなくてもいいですね。将来、車の台数が増えることもあるでしょう。 後で増設するのは、手間とお金がかかります。せっかく作るなら先を見据えて、後悔しない物を選びたいですね。
我が家の間取りを考えるのは楽しいですね。玄関を入ったら右手にリビングで…などと夢はふくらみます。 忘れてならないのは、隣の家との位置関係です。新居のリビングの窓は、隣のキッチンの換気口に面していませんか? 夕方になると窓から隣の晩ご飯を作るにおいと熱気が流れ込むようでは、せっかくのリビングが憩いの場とはいえなくなってしまいます。逆に、我が家の換気口がお隣に迷惑をかけてはいないでしょうか。家を建てる前に、お互いの家の排気口・換気口の位置を再度確認しましょう。 2軒の壁の間は、民法では50センチ以上と決まっています。しかし法律には従っていても、近すぎると感じることもあるでしょう。そんな場合は入居前に目隠しのラティスやルーバーを建てておきましょう。せっかくお隣同士になったのですから、末永く仲良く暮らせる工夫が大切ですね。
現在、日本人の3人に1人はアレルギーを持っているとか。その深刻な例がシックハウス症候群です。新築の家の建材から揮発するホルムアルデヒドによって、多くの人が健康被害に遭いました。そのため2003年に改正された建築基準法では、24時間機械換気のできる設備を、すべての居室に取り付けるよう義務づけられました。 それ以前に建てられた家をリフォームするときも、リフォーム部分以外も含めたすべての居室に24時間機械換気設備を取り付けなければならない場合があるので気をつけましょう。 設置に費用がかかるし、使えば電気代もかかるとなると、「うちの換気扇は風呂場とトイレだけで充分だ」と思うかもしれませんが、そうもいきません。装置の価格や性能も様々ですので、工務店とよく相談して、納得のいくものを取り付けたいですね。
最近は、塀や門扉を設けない家も多いですね。不審者は人目につくのを嫌がるものなので、防犯にいいデザインといえます。塀があったほうが落ち着く方にも、視界を完全に遮るような高い塀はあまりお勧めできません。侵入した不審者が身を潜めるのを手伝うようなものだからです。 インターホンやポストは門の付近に設置すると、不審者を玄関先に寄せつけずにすみます。庭や外回り部分では「足がかり」に気をつけましょう。ウッドデッキやエアコンの室外機、配管なども足場になることがあります。チェックしてくださいね。 最近はガラスを破って浸入する泥棒が多いとか。二枚のガラスの間にポリビニールブチラール(PVB)という特殊な膜をはさんで割れにくくした「防犯ガラス」などを使うと安心ですね。間取りと一緒に、ぜひ考えておきたい重要事項の一つです。
子どもが小さいうちは、きょうだいで一部屋を一緒に使う家が多いようです。しかし異性同士の場合は、大きくなるとそうはいかなくなります。たとえ同性同士であっても、できたらプライベートな空間を用意してあげたいものですね。 そこで子ども部屋におすすめなのが、必要に応じてパーツを足したり、配置を変えたりできるユニット家具です。家具を壁に寄せて部屋の中央を広く取ることも、移動させて壁として使うこともできるので、子どもの成長に合わせて大部屋にしたり、個室にしたりと柔軟に使い分けられますね。 最近のユニット家具には、いい素材を使った、スタイリッシュなものも増えています。せっかくなら子どもたちがお年頃になったときにも満足できる、良質なものを選ぶといいのではないでしょうか。