ここ数年、珪藻土(けいそうど)の壁材が人気を呼んでいます。珪藻土とは、古代の生物の化石が砕けて土になったもので、吸湿性や保温性に優れているのが特徴です。軽くて扱いやすいので、日曜大工で壁を塗り替えるのにもよく使われているようです。 ただし、下地が平らで滑らかになっていないとうまく仕上がりません。場合によっては下地の工事が必要になることもあるでしょう。 また、DIYの店などでは、素人でも扱いやすいように接着剤などが混ぜ込んである珪藻土を置いています。「天然素材」という点を重視するなら、買う前に店の人に確認した方がいいでしょう。土壁風、砂壁風など、さまざまな風合いを楽しめる珪藻土ですが、塗り方がまずいとあとでひび割れることもあります。 また混ぜ物のせいで機能を発揮できないことも。自分で塗る場合も、まず専門家に相談する方が安心できるかもしれません。
部屋の四隅にとりつけることが多いコンセントですが、いざ家電品を使うときに「ここにあれば……!」と思うことは少なくありません。あると便利なコンセントの位置を、いくつか挙げてみましょう。 【洗面所の収納棚の内部】 電気歯ブラシやシェーバーの充電用 【トイレの中や洗面所の床近く】 冬場の暖房用 【掃除機収納スペース内部】 充電式掃除機用 【階段の踊り場】 掃除機が家中に届くようになる 【各部屋の携帯電話を充電する場所】 携帯電話の数だけ用意すると便利 【ガレージ】 車の掃除用
床下収納といえば台所が定番ですね。しかし湿気が気になることや、中の物を出し入れしにくいため、実際にはあまり使っていないという声も多いようです。 逆に言うと、ひんぱんに出し入れする必要のない物を収納するなら、床下収納は便利だといえるかもしれませんね。例えば床下収納を2階に作り、子どもの卒業アルバムや成績表、幼稚園や学校で描いた絵など、思い出の詰まった品物を片づけるスペースにするのはどうでしょう。 床下収納というと1階というイメージが強いですが、2階に取り付ける少し浅いタイプもあります。2階なら、地面からの湿気を気にする必要はありませんので、安心して収納できますね。 ただし、梁(はり)の位置や、建築の仕様によって、2階の床下に収納スペースをとれないこともあります。業者とよく話し合いながら、計画的に作るようにしましょう。後でしまった!とならないよう、お気をつけくださいね。
以前は台所や風呂場、トイレなど水回りに必ず使われていたタイルを、最近あまり見かけなくなりました。 その一方、様々な機能を持つタイルが、水回り以外に使われるようになってきました。表面に細かい空孔があるタイルを室内の壁材や床材にすると、ペットやタバコなどの嫌な臭いを吸着し、保温効果もあります。また湿度が高い時には吸湿し、乾燥しているときには湿気を放出するので、カビの発生やウィルスが増えるのを抑えるのに一役買います。 逆に空孔が少ないタイプのタイルを玄関のたたきやポーチに使うと、汚れがしみ込みにくく掃除しやすいというメリットがあります。 表面に光触媒加工を施した外壁用タイルは汚れにくく、汚れても雨が降ると洗い流されるので長持ちします。用途に応じた機能タイルを使って、快適な我が家にしたいものですね。建築・設計会社の担当者に相談してみましょう。
IHクッキングヒーターを設置する家庭が多くなりました。新築マンションなどでも、標準仕様で設置されていることが少なくありません。支持されるポイントの一つに、掃除のしやすさがあります。 それでも「やっぱり料理はガスの直火で」と考える人にとって、一番の悩みはやはり掃除。コゲがこびりついた五徳や汁受けを磨くのは大変ですね。 そんな悩みを軽くするのが、ガラストップのガスコンロです。料理が吹きこぼれても、その場で天板をサッと拭くだけでキレイになります。また、最近のものは機能が充実していて、ボタン一つで「湯沸かしモード」「揚げ物モード」など火力をコントロールすることができるものもあります。 中には、ガラストップでも機能を最小限にすることで価格を抑えているものもありますが、購入した人たちの話では、どうせならグレードの良いものを買った方が使い心地に満足できるようです。